JavaScriptの関数とは?基本から使い方まで丁寧に解説
JavaScriptでプログラミングをする際、必ずといってよいほど登場するのが「関数」です。
関数を理解することで、コードの再利用性が高まり、読みやすく管理しやすいプログラムを書くことができます。
この記事では、JavaScriptにおける関数の基本的な定義方法や使い方、種類についてわかりやすく解説します。
関数とは何か?
関数とは、一連の処理をまとめて名前をつけたものです。
一度定義しておけば、何度でも呼び出して使うことができます。
function greet() {
console.log("こんにちは");
}
greet(); // 関数の呼び出し
この例では、greet
という関数を定義し、それを呼び出すことで「こんにちは」と表示されます。
関数の定義方法
関数の定義には、主に以下の3つの方法があります。
1. 関数宣言
function add(a, b) {
return a + b;
}
もっとも基本的な書き方で、呼び出しより前に定義されていなくても使用できます。
2. 関数式
const add = function(a, b) {
return a + b;
};
関数を変数に代入する形で定義します。呼び出しは定義の後でなければできません。
3. アロー関数
const add = (a, b) => {
return a + b;
};
ES6から導入された新しい書き方で、簡潔に関数を記述できます。
引数と戻り値
関数は、外部からデータを受け取る「引数」と、処理結果を返す「戻り値」を持つことができます。
function multiply(x, y) {
return x * y;
}
let result = multiply(3, 4); // result = 12
このように、関数に引数を渡して、戻ってきた値を変数に保存して利用できます。
関数のメリット
- 同じ処理を繰り返し使える(再利用性)
- コードが整理され、読みやすくなる
- 処理の変更がしやすくなる(保守性)
無名関数と即時関数(IIFE)
関数には名前を持たない「無名関数」もあります。
const show = function() {
console.log("無名関数");
};
また、定義してすぐに実行する「即時関数(IIFE)」もあります。
(function() {
console.log("即時関数の実行");
})();
まとめ
- 関数は処理をまとめて再利用するための仕組み
- 定義方法には「関数宣言」「関数式」「アロー関数」がある
- 引数と戻り値を使って柔軟な処理ができる
- 無名関数や即時関数も用途に応じて活用できる
JavaScriptにおける関数は、コードの効率と可読性を高める非常に重要な機能です。
ぜひ自分でも関数をたくさん書いて、感覚をつかんでいきましょう。