C#の基本単位「クラス（Class）」とは？

C#はオブジェクト指向プログラミング言語であり、中心となるのが クラス（Class） です。
クラスは、データ（フィールドやプロパティ）と処理（メソッド）をまとめた設計図のような存在です。

クラスとは？

クラスは「人」「商品」「車」など、現実世界のものや概念をプログラムで表現するための型（テンプレート）です。
実際に動かすには、クラスからインスタンス（実体）を生成します。

基本構文

class クラス名 {
    // フィールド（データ）
    // コンストラクタ（初期化）
    // メソッド（動作）
}
    

例：Personクラスの定義

public class Person {
    public string Name;
    public int Age;

    // コンストラクタ
    public Person(string name, int age) {
        Name = name;
        Age = age;
    }

    // メソッド
    public void Greet() {
        Console.WriteLine("こんにちは、私は " + Name + " です。");
    }
}
    

クラスの使い方（インスタンス化）

Person p = new Person("太郎", 25);
p.Greet();  // → こんにちは、私は 太郎 です。
    

クラスの特徴

• 状態（フィールドやプロパティ）と 動作（メソッド）をセットで持てる
• 再利用性・拡張性が高く、継承・カプセル化・多態性などが可能
• 複数のオブジェクトを同じ設計図で簡単に作れる

クラスと構造体の違い

まとめ

クラス（Class）は、C#のプログラミングにおける設計図であり、
変数・メソッド・コンストラクタを持たせることで、現実世界を再現する力を持っています。
オブジェクト指向の基本として、まずは「クラス → インスタンス化 → メソッド呼び出し」の流れをマスターしましょう！