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C#で使える「LINQ(言語統合クエリ)」とは?

LINQ(Language Integrated Query) は、C#でコレクションやデータベースのデータを、簡潔かつ直感的に操作できる機能です。
SQLのような書き方で、配列・リスト・データベース・XMLなどに対してクエリ(検索・並び替え・集計など)が行えます。

LINQの2つの書き方

  • クエリ構文: SQL風の書き方
  • メソッド構文: メソッドチェーン形式(ラムダ式を使用)

例:整数のリストから偶数だけを抽出

List numbers = new List { 1, 2, 3, 4, 5, 6 };

var evens1 = from n in numbers
             where n % 2 == 0
             select n;  // クエリ構文

var evens2 = numbers.Where(n => n % 2 == 0);  // メソッド構文
    

主なLINQメソッド一覧

  • Where:条件で絞り込み
  • Select:データを変換・抽出
  • OrderBy / OrderByDescending:並び替え
  • GroupBy:グループ分け
  • Sum / Count / Max / Min / Average:集計
  • First / FirstOrDefault:最初の要素を取得
  • Any / All:条件に一致するか確認

LINQの使用例

string[] names = { "田中", "鈴木", "佐藤", "高橋" };

// "田" を含む名前を抽出
var results = names.Where(n => n.Contains("田"));

foreach (var name in results) {
    Console.WriteLine(name);  // → 田中
}
    

LINQ to Objectsとは?

配列やリストなど、メモリ上のデータに対して使うLINQを「LINQ to Objects」と呼びます。
ほかにも LINQ to SQL、LINQ to XML、LINQ to Entities(Entity Framework)などの種類があります。

LINQのメリット

  • 簡潔で読みやすいコードが書ける
  • 複雑な処理も1行で表現可能
  • 型安全でコンパイル時にチェック可能
  • データ操作の再利用性が高い

注意点

  • using System.Linq; を忘れずに
  • パフォーマンスに注意(大量データでは工夫が必要)

まとめ

LINQ(Language Integrated Query)は、C#のコード内で簡単にデータを検索・抽出・変換できる機能です。
SQL風のクエリ構文と、メソッド構文(ラムダ式)を使い分けることで、柔軟かつ強力なデータ処理が可能になります。
C#を使う上では欠かせない、非常に便利な技術です!