待たずにスムーズ!「非同期処理(Async / Await)」とは?初心者向けにやさしく解説
Webアプリやゲーム、外部との通信などでよく使われる「非同期処理」。
時間のかかる処理を“待たずに”進められる便利な仕組みです。
この記事では、「async」「await」の意味や使い方を初心者向けにやさしく解説します。
非同期処理(Asynchronous Processing)とは?
非同期処理とは、時間のかかる処理を実行中でも、他の処理を同時に進められる仕組みです。
通常の処理(同期処理)は順番に1つずつ実行されますが、非同期処理は「待たずに次へ進む」ことができます。
どんなときに使うの?
- Webサイトで外部APIからデータを取得するとき
- ファイルの読み書き
- 画像や動画などの読み込み
- ユーザーの操作を妨げたくないとき(UI処理など)
Pythonでの基本構文(async / await)
import asyncio
async def say_hello():
print("こんにちは")
await asyncio.sleep(2)
print("2秒後に再びこんにちは")
asyncio.run(say_hello())
async:非同期関数として定義する
await:その処理が終わるまで「一時停止」し、他の処理に譲る
非同期処理のキーワード
キーワード |
説明 |
async |
関数を非同期として定義する |
await |
他の非同期処理を「待つ」ための記述 |
イベントループ |
複数の非同期処理を順番に回すコントローラー |
非同期処理のメリット
- 重たい処理中でもアプリ全体が止まらない
- ユーザーの操作を快適に保てる
- 複数の処理を効率よく並行して動かせる
注意点・デメリット
- コードの流れがわかりにくくなることがある
- 同期処理との組み合わせに注意が必要
- 使うにはasync対応のライブラリやAPIが必要
まとめ
非同期処理とは、時間のかかる処理を待たずに、他の作業を同時にこなすテクニックです。
「async」「await」の使い方を覚えることで、よりスムーズで反応の良いプログラムが書けるようになります。
初心者の方も、まずは簡単な非同期関数から試して、動きの違いを体感してみましょう!