Rubyのgem(RubyGems)とは?便利なライブラリの管理方法を解説!
Rubyでは、便利な機能を持ったライブラリを「gem(ジェム)」としてパッケージ化し、共有・再利用できます。
これを管理する仕組みが RubyGems です。
gemとは?
gemとは、Rubyで作られた再利用可能なライブラリの単位で、パッケージとして配布・管理されます。
例えば Webアプリ開発で使う rails
や、データ操作で使う nokogiri
などが gem です。
gem の基本的な使い方
gem のインストール
gem install パッケージ名
gem install colorize
これで colorize
という文字色を変えるライブラリが使えるようになります。
require で使用
require 'colorize'
puts "赤文字です".red
gem install
したあとに require
することで、その機能を使えるようになります。
インストール済みの gem 一覧
gem list
現在インストールされている gem の一覧を表示します。
特定の gem をアンインストール
gem uninstall パッケージ名
Gemfile と Bundler(バンドラー)
複数の gem をプロジェクトごとに管理したいときは、Gemfile を使って指定し、Bundler で一括管理します。
# Gemfile
gem 'sinatra'
gem 'nokogiri'
bundle install
これでプロジェクトに必要な gem をまとめてインストールできます。
bundle exec
を使えば、Gemfileに書かれたバージョンで gem を実行できます。
gem の検索
gem search キーワード
gem の名前を知らない場合や、似た機能を探したいときに便利です。
gem のアップデート
gem update パッケージ名
最新バージョンに更新することも可能です(すべて更新するには gem update
)。
主な人気gemの例
rails
:Webアプリケーションフレームワーク
sinatra
:軽量なWebアプリ用フレームワーク
nokogiri
:HTML/XMLパーサ
devise
:認証機能
rspec
:テストフレームワーク
まとめ
Rubyの gem(RubyGems) は、便利な機能を共有・再利用できるパッケージです。
gem install
で使えるようになり、require
で組み込めます。
大規模なプロジェクトでは Gemfile
と Bundler
を使って、gem の依存関係を明確に管理するのがベストプラクティスです。