配列より便利！Javaの「コレクション（Collection）」とは？

Javaで複数のデータを扱うには、配列だけでなく、より柔軟で便利な コレクション を使う方法があります。
Collection は、可変長のデータ構造やデータの検索・並び替え・重複管理などを簡単に行える仕組みです。

Collectionとは？

Javaの Collectionフレームワーク は、複数のデータを扱うためのインターフェースとクラス群です。
代表的なものには List、Set、Map があります。

主なCollectionの種類

• List（リスト）：順序あり・重複OK
• Set（セット）：順序なし・重複NG
• Map（マップ）：キーと値のペアで管理

よく使うクラス

• ArrayList（Listの代表）
• HashSet（Setの代表）
• HashMap（Mapの代表）

List（順序あり・重複可）

import java.util.ArrayList;

ArrayList list = new ArrayList<>();
list.add("Apple");
list.add("Banana");
list.add("Apple");  // 重複OK

System.out.println(list.get(0));  // Apple
    

Set（順序なし・重複不可）

import java.util.HashSet;

HashSet set = new HashSet<>();
set.add("Apple");
set.add("Banana");
set.add("Apple");  // 重複は無視される

System.out.println(set.size());  // 2
    

Map（キーと値）

import java.util.HashMap;

HashMap map = new HashMap<>();
map.put("Apple", 100);
map.put("Banana", 150);

System.out.println(map.get("Apple"));  // 100
    

Collectionの利点

• 要素数が動的に増減できる
• 重複チェックや検索が簡単にできる
• イテレーターなどで要素を効率よく操作できる

配列との違い

まとめ

コレクション（Collection） は、Javaで複数のデータを柔軟に扱うための仕組みです。
List・Set・Mapなどの形式に応じて適切なクラスを選ぶことで、開発効率がグッと上がります！
まずは ArrayList や HashMap から使ってみるのがおすすめです。