同じ処理を何度も行う「繰り返し処理(for / while / do-while)」をやさしく解説!
    
      プログラムで「同じことを何度も繰り返したい」ときに使うのが繰り返し処理(ループ)です。
      C言語には、主に for、while、do-while の3種類のループ構文があります。
    
    for文:回数が決まっている繰り返し
    
for (初期化; 条件式; 更新) {
    // 繰り返す処理
}
    
    例:1〜5までの数字を表示する
    
for (int i = 1; i <= 5; i++) {
    printf("%d\n", i);
}
    
    while文:条件を満たす間繰り返す
    
while (条件式) {
    // 繰り返す処理
}
    
    例:変数が10未満の間、繰り返す
    
int i = 0;
while (i < 10) {
    printf("%d\n", i);
    i++;
}
    
    do-while文:少なくとも1回は実行される
    
do {
    // 処理
} while (条件式);
    
    例:条件が偽でも1回は表示される
    
int i = 0;
do {
    printf("%d\n", i);
    i++;
} while (i < 1);
    
    ループ処理で使える制御文
    
      - break:ループを途中で終了
- continue:今回の処理をスキップし次のループへ
注意点
    
      - 条件が常に真だと無限ループになる
- カウンタ変数(例:i++)の更新を忘れない
- forは「回数が決まっているとき」に便利
- while/- do-whileは「条件による制御」に向いている
まとめ
    
      C言語の繰り返し処理には、for、while、do-whileの3つの書き方があります。
      状況に応じて使い分けることで、効率よく処理を繰り返すことができるようになります。
      初心者の方は、まずはfor文で「カウントアップの繰り返し」から慣れていきましょう!