JavaScriptの配列とは？基本の使い方から応用まで解説

JavaScriptで複数のデータをまとめて扱いたいときに便利なのが「配列」です。
配列を使うことで、同じ種類のデータを効率的に管理・操作することができます。

この記事では、JavaScriptにおける配列の基本的な使い方や操作方法、よく使われるメソッドについて解説します。

配列とは？

配列とは、複数のデータを1つの変数でまとめて扱うためのデータ構造です。

const fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];

このように、配列は [ ]（角括弧）で囲んでデータをカンマ区切りで並べて作成します。

配列の要素にアクセスする

配列の中の要素には、インデックス（番号）を使ってアクセスします。
インデックスは0から始まります。

const fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];
console.log(fruits[0]); // "りんご"
console.log(fruits[1]); // "バナナ"

配列の要素を変更する

インデックスを指定すれば、配列の中のデータを変更することもできます。

fruits[1] = "ぶどう";
console.log(fruits); // ["りんご", "ぶどう", "みかん"]

配列の要素数を確認する

配列の要素の数（長さ）は length プロパティで取得できます。

console.log(fruits.length); // 3

配列の操作に使える便利なメソッド

配列には、多くの便利なメソッドが用意されています。代表的なものをいくつか紹介します。

• push()：末尾に要素を追加
• pop()：末尾の要素を削除
• shift()：先頭の要素を削除
• unshift()：先頭に要素を追加
• slice()：指定した範囲の要素を取り出す
• splice()：任意の位置に追加・削除
• forEach()：すべての要素に処理を行う

配列のループ処理

配列の要素を順番に処理したい場合は、for文やforEachメソッドを使います。

for文の例

for (let i = 0; i < fruits.length; i++) {
  console.log(fruits[i]);
}

forEachの例

fruits.forEach(function(item) {
  console.log(item);
});

多次元配列

配列の中に配列を入れることで、多次元配列を作ることもできます。

const matrix = [
  [1, 2, 3],
  [4, 5, 6]
];

console.log(matrix[1][2]); // 6

まとめ

• 配列は複数のデータをまとめて扱える構造
• インデックスを使って要素にアクセス・変更できる
• lengthで要素数を取得できる
• 便利なメソッドを使えば操作が簡単になる
• 繰り返し処理や多次元配列も可能

配列は、JavaScriptの中でも非常に重要な構造のひとつです。
使い方に慣れてくると、より柔軟なプログラムを作成できるようになります。