JavaScriptのループとは?繰り返し処理の基本と使い方を解説
JavaScriptで同じ処理を何度も繰り返したいときに使うのが「ループ構文」です。
ループを使うことで、配列の要素を順番に処理したり、条件に応じて繰り返したりと、コードを効率的に書くことができます。
この記事では、JavaScriptの基本的なループの種類と、それぞれの使い方をわかりやすく解説します。
主なループの種類
for
ループ
while
ループ
do...while
ループ
for...of
(配列向け)
for...in
(オブジェクト向け)
forループ
もっとも基本的なループ構文です。
for (let i = 0; i < 5; i++) {
console.log(i);
}
// 出力:0, 1, 2, 3, 4
初期値、条件、更新を1行でまとめて書けるのが特徴です。
whileループ
条件を満たす間、繰り返し処理を実行します。
let i = 0;
while (i < 3) {
console.log(i);
i++;
}
do...whileループ
条件の判定が後なので、最低1回は必ず処理されます。
let i = 0;
do {
console.log(i);
i++;
} while (i < 3);
for...ofループ(配列におすすめ)
配列の各要素に対して処理を行うループです。
const fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"];
for (const fruit of fruits) {
console.log(fruit);
}
for...inループ(オブジェクトに使える)
オブジェクトのプロパティ名を取り出して処理します。
const user = { name: "Taro", age: 25 };
for (const key in user) {
console.log(key + ": " + user[key]);
}
配列に使えるforEachメソッド
配列専用のメソッドで、ループ処理を簡単に書けます。
const nums = [1, 2, 3];
nums.forEach(function(num) {
console.log(num * 2);
});
breakとcontinue
ループを途中で制御するための構文です。
break(ループを抜ける)
for (let i = 0; i < 5; i++) {
if (i === 3) break;
console.log(i); // 0, 1, 2
}
continue(その回だけスキップ)
for (let i = 0; i < 5; i++) {
if (i === 2) continue;
console.log(i); // 0, 1, 3, 4
}
まとめ
for
:基本的なカウント付きループ
while
:条件がtrueの間ループ
do...while
:必ず1回実行される
for...of
:配列を簡単に処理できる
for...in
:オブジェクトのキーに使える
break
/ continue
:ループの制御に便利
ループ処理をマスターすれば、同じコードを何度も書く必要がなくなり、より効率的で読みやすいプログラムが書けるようになります。
さまざまなパターンを実際に書いて、動かしながら理解を深めていきましょう。