Excelの基本機能:フィルターとは?
フィルター(Filter)とは、Excelの表の中から、特定の条件に合ったデータだけを一時的に表示する機能です。
表の並び順は変えずに、必要なデータだけを絞り込んで表示・分析することができます。
フィルターの基本的な使い方
- フィルターをかけたい表(見出し付き)を選択
- [データ]タブ → [フィルター] をクリック
- 列見出しに▼ボタンが表示される
- ▼をクリックし、チェックボックスや条件を指定
主なフィルターの種類
- 項目によるフィルター: 特定の値(例:「札幌」「東京」など)を選んで表示
- 数値フィルター: 「より大きい」「以上」「範囲指定」などで数値を絞り込み
- 日付フィルター: 「今日」「来週」「今年」「特定の期間」など
- テキストフィルター: 「を含む」「で始まる」「等しい」などの条件指定
オートフィルターとテーブル機能
- Excelのテーブル機能を使うと、フィルターが自動で有効になる
- フィルター中でも行の追加・編集がしやすくなるのが特徴
便利な活用例
- 売上表から「10万円以上」のデータだけを表示
- 社員名簿から「女性のみ」「札幌勤務のみ」などの条件で絞り込み
- 取引先リストから「会社名に“工業”を含む」データだけ表示
フィルターの解除・リセット
- 列の▼をクリックし、「すべて選択」に戻すことで解除可能
- [データ]タブ → [フィルター] をもう一度クリックすると、フィルター機能自体をオフにできる
フィルター使用時の注意点
- 行の削除・コピーはフィルター結果にのみ影響する(非表示行には影響なし)
- 複数列に条件を指定するとAND条件として処理される
- 結合セルがあるとフィルターが正しく機能しないことがある
まとめ
- フィルター: 表の中から条件に合うデータだけを表示する機能
- 数値・日付・文字列などさまざまな条件で絞り込みが可能
- データ分析・確認作業において非常に有効なツール
フィルターは、Excelでのデータ抽出・確認作業に欠かせない基本機能です。
日常業務でも活用頻度が高いため、ぜひ操作に慣れておきましょう。
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