Excelのミニグラフ機能:スパークラインとは?
スパークライン(Sparkline)とは、Excelのセル内に表示できる小さなグラフのことです。
行や列のデータの変化をコンパクトに視覚化でき、一覧表の中でもトレンドを簡単に確認できる便利な機能です。
スパークラインの主な種類
- 折れ線: データの推移を線で表現
- 縦棒: 各値を棒グラフで表示
- 勝敗: プラス/マイナスの差を表示(例:収支の表示など)
スパークラインの挿入方法
- 表示させたいセルの右隣などを選択
- [挿入]タブ → [スパークライン] → 折れ線/縦棒/勝敗のいずれかを選択
- 「データ範囲」を指定し、スパークラインを表示するセルを選ぶ
- [OK]をクリックすると、セル内に小さなグラフが表示される
主な用途
- 売上やアクセス数の推移を一覧表で比較
- 出席率や点数の変化をビジュアルで示す
- プロジェクトごとの進捗状況をひと目で確認
カスタマイズ項目([スパークライン]タブ)
- 軸の統一: 全てのスパークラインで最大・最小を揃える
- マーカーの表示: 各点にドットを表示して読みやすくする
- 最小値・最大値の強調: 色を変えて強調表示
- 負の値を別の色で表示することも可能
スパークラインの削除
- スパークラインを含むセルを選択
- [スパークライン]タブ → [クリア] → [選択したスパークラインをクリア]
注意点
- スパークラインは1つのセルにのみ表示可能
- グラフとは異なり、凡例・軸ラベル・数値ラベルなどは付けられない
- コピー&貼り付けやセルの削除時に消えることがある
まとめ
- スパークライン: 表の中でデータの変化を簡易的にグラフ表示できる機能
- 折れ線・棒・勝敗の3種類から選べる
- 一覧表に視覚的な情報をプラスして、わかりやすさと説得力を向上できる
スパークラインは、Excel表にグラフ機能を手軽に組み込むための優れたツールです。
見た目の整ったレポートやダッシュボードを作成したいときに、ぜひ活用してみてください。
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