PHPのincludeとは?外部ファイルを読み込んでコードを分割・再利用
include は、PHPで外部ファイルを読み込むための構文です。
共通のヘッダーやフッター、設定ファイルなどを複数のページで使い回すときに非常に便利です。
基本構文
include 'ファイル名.php';
指定したPHPファイルの内容がその場で展開され、まるでその場に書かれているかのように実行されます。
例:
header.php
<header>
<h1>サイトのタイトル</h1>
</header>
index.php
<?php include 'header.php'; ?>
<p>ようこそホームページへ!</p>
実行結果:
<header>
<h1>サイトのタイトル</h1>
</header>
<p>ようこそホームページへ!</p>
ファイルが存在しない場合
指定したファイルが存在しないと、PHPは警告(Warning)を表示しつつ、スクリプトを継続します。
include 'not_found.php'; // Warning が表示されるが処理は続行
ファイルが絶対に必要な場合は require
require
を使うと、ファイルが存在しない場合に致命的エラー(Fatal Error)が発生し、スクリプトが停止します。
require 'config.php'; // ファイルがなければ停止
1回だけ読み込むには include_once
同じファイルを複数回読み込むとエラーの原因になる場合は include_once
を使います。
include_once 'settings.php';
パスの指定について
相対パスまたは絶対パスを指定します。
- 相対パス:
include 'includes/menu.php';
- 絶対パス:
include $_SERVER['DOCUMENT_ROOT'] . '/includes/menu.php';
まとめ
include
は外部ファイルを読み込む構文
- ファイルがなくてもスクリプトは続行(Warning)
- 必須ファイルには
require
を使う
- 重複読み込み防止には
include_once
- コードの分割・再利用・保守性の向上に役立つ
includeを活用することで、共通部品や設定ファイルを一元管理し、効率よく整ったコードを書くことができます。
実際にプロジェクトに導入して、コードの見通しやすさを体感してみましょう。