PHPのJSONエンコード / デコードとは？配列やオブジェクトをJSON形式で扱う方法

JSON（JavaScript Object Notation）は、データの受け渡しや保存によく使われる軽量なデータフォーマットです。
PHPでは json_encode() で配列やオブジェクトをJSON文字列に変換し、json_decode() で逆にJSON文字列を配列やオブジェクトに変換できます。

json_encode()：配列 → JSON文字列

例：

$data = [
  "name" => "山田太郎",
  "age" => 30,
  "email" => "taro@example.com"
];

$json = json_encode($data);
echo $json;

出力結果：

{"name":"山田太郎","age":30,"email":"taro@example.com"}

文字化け防止の設定

$json = json_encode($data, JSON_UNESCAPED_UNICODE);

→ 日本語をエスケープせず、そのまま表示できます。

json_decode()：JSON文字列 → 配列 / オブジェクト

例：

$json = '{"name":"山田太郎","age":30}';
$array = json_decode($json, true); // 連想配列として取得
$object = json_decode($json);     // オブジェクトとして取得

アクセス方法：

echo $array["name"];  // 山田太郎
echo $object->age;   // 30

オプション例（json_encode）

• JSON_PRETTY_PRINT：整形された見やすい形式に
• JSON_UNESCAPED_UNICODE：日本語のエスケープを防ぐ
• JSON_UNESCAPED_SLASHES：スラッシュのエスケープを防ぐ

例：

echo json_encode($data, JSON_PRETTY_PRINT | JSON_UNESCAPED_UNICODE);

エラーハンドリング

json_decode や json_encode に失敗した場合は、json_last_error() で原因を確認できます。

$data = json_decode("不正なJSON", true);
if (json_last_error() !== JSON_ERROR_NONE) {
  echo "JSONエラー：" . json_last_error_msg();
}

まとめ

• json_encode()：配列やオブジェクトをJSON文字列に変換
• json_decode()：JSON文字列を配列またはオブジェクトに変換
• JSON_UNESCAPED_UNICODE で日本語の文字化け防止
• オプションを使って整形や制御が可能
• json_last_error_msg() でデコード失敗時のエラー確認

PHPで外部APIとやり取りしたり、JavaScriptとの連携をする場合、JSON形式の理解と操作は非常に重要です。
実際にエンコード／デコードを使いながら慣れていきましょう。