基本情報技術者試験の基本構造:配列(Array)とは?
配列(Array)とは、複数の同じ種類のデータをひとまとめにして、連続的に管理できるデータ構造です。
データには「インデックス(添え字)」を使ってアクセスします。基本情報技術者試験では、配列操作のトレースやアルゴリズム理解が重要です。
配列の基本構造
- 1つの変数名で複数のデータを管理
- 各データにはインデックス(添え字)を使ってアクセス
- 通常、インデックスは0から始まる
例:5つの整数を格納する配列
A[0] = 10
A[1] = 20
A[2] = 30
A[3] = 40
A[4] = 50
配列の種類
- 一次元配列: 直線的に並ぶデータ構造(例:A[0], A[1], A[2])
- 二次元配列: 行列のように行と列を持つ構造(例:A[i][j])
配列の主な用途
- データの一括処理(例:全要素の合計、最大値の検索など)
- ソートや探索などのアルゴリズム処理
- ループ構文との組み合わせで効率的な処理
基本操作
- 代入: A[2] = 100
- 参照: x = A[2]
- ループ処理: for i = 0 to 4 → A[i]
基本情報技術者試験での出題ポイント
- 配列の要素へのアクセス方法の理解
- for文などによる繰り返し処理の追跡
- 配列を使ったソート・探索・集計の処理
- 添え字のミスや範囲外アクセスに関する理解
学習のコツ
- 配列の中身を紙に書いて追跡練習する
- ループと配列をセットで理解する
- 処理前と処理後の配列の状態を比べてみる
まとめ
- 配列は「同じ型のデータをまとめて扱うための構造」
- インデックスを使って個々の要素にアクセスする
- 試験では配列操作の正確なトレース力が問われる
配列はプログラミングにおける最も基本的なデータ構造の一つです。
基本情報技術者試験では、配列を使ったアルゴリズム理解がスコアアップのカギとなるため、繰り返し学習して慣れておきましょう。