Pythonのリスト（List）とは？配列的な使い方と便利な操作を解説！

Pythonのリスト（List）は、複数の値を1つの変数でまとめて管理できるデータ型です。 配列のように使うことができ、数値・文字列・他のリストなど、さまざまな型を混在させて格納可能です。

リストの作成

fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
mixed = [1, "two", 3.0, True]

リストは []（角括弧）で作成し、要素はカンマ , で区切ります。

リストのインデックスと要素の取得

print(fruits[0])   # → りんご（先頭は0番目）
print(fruits[-1])  # → みかん（末尾は-1番目）

リストの変更・追加・削除

fruits[1] = "ぶどう"         # 値の変更
fruits.append("もも")        # 末尾に追加
fruits.remove("りんご")      # 指定した値を削除
del fruits[0]                # インデックス指定で削除

リストはミュータブル（変更可能）なデータ型です。内容を自由に編集できます。

リストのスライス

nums = [10, 20, 30, 40, 50]
print(nums[1:4])   # → [20, 30, 40]
print(nums[:3])    # → [10, 20, 30]
print(nums[::2])   # → [10, 30, 50]

スライスを使うことで、特定の範囲や間引きを簡単に取得できます。

リストの長さ・検索

len(nums)           # 要素数を取得 → 5
"バナナ" in fruits  # 含まれているか確認 → True / False

便利なリストメソッド

• append()：末尾に追加
• insert()：指定位置に挿入
• remove()：指定値を削除
• pop()：末尾や指定位置から取り出す
• sort()：昇順に並べ替え
• reverse()：逆順に並べ替え

リスト内包表記（List Comprehension）

squares = [x**2 for x in range(1, 6)]
print(squares)  # → [1, 4, 9, 16, 25]

1行でリストを作ることができる内包表記は、読みやすくて強力です。

リストのネスト（多次元リスト）

matrix = [[1, 2], [3, 4], [5, 6]]
print(matrix[1][0])  # → 3

リストの中にリストを入れることで表形式のデータなども扱えます。

まとめ

Pythonのリスト（List）は、複数のデータをまとめて管理・操作できる便利なデータ型です。 追加・削除・検索・並べ替えなど多彩なメソッドが用意されており、初心者から上級者まで多用される重要な構造です。

最初は基本の使い方から始めて、慣れてきたら内包表記やネストなども使いこなしていきましょう！