pip(パッケージ管理ツール)とは?Pythonのライブラリを簡単にインストール・管理しよう
pip は、Pythonで使えるパッケージ(ライブラリ)を簡単にインストール・管理するためのツールです。
Python本体をインストールすると、通常は pip
も一緒に導入されます。
pipでできること
- ライブラリのインストール
- 不要なパッケージのアンインストール
- 既存ライブラリのアップグレード
- 依存関係を記録・再現するためのrequirements.txt の出力
基本のコマンド
pip install パッケージ名
例:pip install numpy
→ NumPyライブラリをインストールします。
複数ライブラリを一括でインストール
pip install numpy pandas matplotlib
バージョン指定してインストール
pip install numpy==1.23.0
インストール済みライブラリの一覧
pip list
特定パッケージの情報を見る
pip show pandas
パッケージのアップグレード
pip install --upgrade パッケージ名
例:pip install --upgrade pip
→ pip自身を最新バージョンに更新
パッケージのアンインストール
pip uninstall パッケージ名
依存関係の記録と再現
pip freeze > requirements.txt
pip install -r requirements.txt
複数人での開発や、他のPCで同じ環境を再現したいときに便利です。
仮想環境と一緒に使おう
pipは仮想環境(venvやconda)と併用することで、プロジェクトごとに安全なライブラリ管理が可能になります。
エラー時のヒント
- Permission denied:管理者権限が必要 →
--user
を試す
- not found:Pythonのパスが通っていない
- SSLエラー:ネットワーク環境を確認する
まとめ
pip は、Pythonで使えるライブラリを簡単・柔軟に管理できる標準ツールです。
数行のコマンドで、データ分析・機械学習・Web開発など、さまざまなパッケージを導入できます。
まずは pip install
で便利なライブラリを試してみて、Pythonの力をもっと引き出しましょう!