Jupyter Notebook(ジュピター・ノートブック)とは?Python学習やデータ分析に最適な環境
Jupyter Notebook(ジュピター・ノートブック)は、Webブラウザ上でPythonコードを実行・保存・共有できるツールです。
コードとその出力、さらにメモや画像を1つのドキュメント内で扱えるため、プログラミング学習やデータ分析、機械学習の開発に広く使われています。
Jupyterの特徴
- ブラウザ上でPythonを実行できる
- セル単位でコードを分割して管理できる
- コードの結果やグラフをその場で表示る
- Markdownで説明文や数式を記述できる
- ファイル拡張子は
.ipynb
インストール方法(Anaconda推奨)
# Anaconda環境なら最初から含まれています
# pipでインストールする場合:
pip install notebook
起動方法
jupyter notebook
このコマンドをターミナルやコマンドプロンプトで実行すると、自動的にブラウザが開きます。
Jupyterの基本操作
- セル(Cell):コードやMarkdownを記述する単位
- Shift + Enter:セルを実行
- Esc + B:下に新しいセルを追加
- Markdown:見出し・説明文・数式を記述
Jupyterでできること
- Pythonのコード実行と結果表示
- グラフ描画(MatplotlibやSeabornと連携)
- データフレーム(Pandas)の確認
- プレゼン資料としての活用
- ノート形式での学習記録・共有
例:簡単なグラフ
import matplotlib.pyplot as plt
x = [1, 2, 3, 4]
y = [10, 20, 15, 25]
plt.plot(x, y)
plt.title("サンプルグラフ")
plt.show()
保存と共有
作成したノートブックは .ipynb
形式で保存され、GitHubやGoogle Colabでの共有も可能です。
JupyterLabとの違い
- Jupyter Notebook:軽量・シンプルで学習向け
- JupyterLab:複数ファイルを管理できる開発向け統合環境
まとめ
Jupyter Notebook は、Pythonのコードを対話的に実行できる強力な学習・分析ツールです。
初心者でも直感的に使え、コードと説明を一緒に管理できるため、プログラミング教育やデータサイエンスの現場で幅広く活用されています。
まずは jupyter notebook
と打って、実際にセルにPythonを書いて試してみましょう!