Pythonのループ（for / while）とは？繰り返し処理の基本をやさしく解説

Pythonのループ構文には、for文 と while文 の2種類があります。 同じ処理を何度も実行したいときに使い、効率的でシンプルなコードを書くための基本となります。

for文の基本構文

for 変数 in シーケンス:
    実行する処理

例：

fruits = ["りんご", "バナナ", "みかん"]

for fruit in fruits:
    print(fruit)

リストなどのシーケンス（繰り返せるオブジェクト）から要素を1つずつ取り出して処理を行います。

range()関数とfor文

for i in range(5):
    print(i)

range(n) は 0からn未満までの連続した数値を生成します。 開始・終了・ステップを指定することも可能です：

for i in range(1, 6, 2):
    print(i)  # → 1, 3, 5

while文の基本構文

while 条件式:
    実行する処理

例：

i = 0
while i < 3:
    print(i)
    i += 1

while文 は、条件がTrueである限り繰り返すループです。 変数の更新を忘れると無限ループになるので注意しましょう。

break：ループを途中で終了する

for i in range(10):
    if i == 5:
        break
    print(i)

break は、ループを強制終了するための命令です。

continue：スキップして次の繰り返しへ

for i in range(5):
    if i == 2:
        continue
    print(i)

continue は、現在のループ処理だけをスキップして、次のループに移ります。

else節付きのループ

for i in range(3):
    print(i)
else:
    print("ループが最後まで実行されました")

ループが breakされずに最後まで実行されると、else 節が実行されます。 少し特殊ですが知っておくと便利です。

ネストされたループ

for i in range(2):
    for j in range(3):
        print(f"i={i}, j={j}")

ループの中にさらにループを書くことで、多重の繰り返し処理も可能です。

まとめ

Pythonのループ（for / while）は、繰り返し処理を簡潔に記述できる基本構文です。 for はシーケンスを使った反復に、while は条件による制御に向いています。

range() や break, continue などの補助機能も活用し、効率的で読みやすいコードを書いていきましょう！