プログラムを翻訳する「コンパイラ」とは?初心者向けにやさしく解説!
プログラミングの勉強をしているとよく出てくる言葉「コンパイラ」。
実は、私たちが書いたプログラムをコンピュータに伝えるための、とても重要な役割を担っています。
この記事では、コンパイラとは何か、仕組みや特徴について初心者向けにわかりやすく解説します。
コンパイラ(Compiler)とは?
コンパイラとは、人間が書いたプログラム(ソースコード)を、コンピュータが理解できる機械語(実行ファイル)に変換するソフトウェアです。
いわば「プログラムの翻訳者」のような存在です。
コンパイルの流れ
- ソースコードを書く(例:C言語、Javaなど)
- コンパイラがコードをチェック(文法エラーなど)
- 中間コードまたは実行ファイルに変換する
- 生成されたファイルを実行する
一度コンパイルすれば、何度でも高速に実行できるのが特徴です。
コンパイラ型言語の例
- C / C++
- Java(※中間コードに変換され、仮想マシンで実行)
- Go
- Swift
コンパイラとインタプリタの違い
項目 |
コンパイラ |
インタプリタ |
処理方法 |
一度に全体を翻訳 |
1行ずつ実行時に翻訳 |
実行速度 |
速い(事前に変換済み) |
遅め(都度翻訳) |
デバッグ |
エラーがまとめて表示される |
その場で動作を確認できる |
コンパイラのメリット
- 実行速度が速い
- 事前にエラーを確認できる
- コードの最適化ができる
まとめ
コンパイラとは、ソースコードを機械語に翻訳して、実行可能なプログラムにしてくれる存在です。
プログラムの開発では欠かせない仕組みの一つであり、コンパイルの仕組みを知っておくことで、エラー対処やパフォーマンス改善にも役立ちます。
初心者の方も、まずは「書いたプログラムはコンパイラで翻訳される」と覚えておきましょう!