プログラミングの基本思想「オブジェクト指向」とは?初心者向けにやさしく解説!
Python、Java、C++など多くの言語で使われている「オブジェクト指向」。
名前は難しそうですが、「現実世界のものごとをプログラムで表現する考え方」と言えばイメージしやすくなります。
この記事では、オブジェクト指向とは何か、基本の仕組みや特徴を初心者向けに解説します。
オブジェクト指向(Object-Oriented Programming)とは?
オブジェクト指向とは、「モノ(オブジェクト)」を中心にプログラムを組み立てる考え方です。
それぞれのモノは「データ(属性)」と「機能(メソッド)」を持ち、クラスという設計図から作られます。
例:犬をオブジェクトで表現すると
- クラス:Dog(犬の設計図)
- 属性:名前、年齢、種類など
- メソッド:吠える、歩く、食べるなどの動作
- オブジェクト:ポチ、コロなど実体
オブジェクト指向の3つの柱
概念 |
説明 |
カプセル化 |
データと処理をひとまとめにし、内部の仕組みを隠す |
継承 |
既存のクラスを元にして、新しいクラスを作ることができる |
ポリモーフィズム |
同じ命令でも、オブジェクトごとに異なる動きをする |
オブジェクト指向のメリット
- コードの再利用がしやすい
- 設計が現実世界に近く、理解しやすい
- 大規模な開発にも対応しやすい
- 保守・拡張がしやすくなる
オブジェクト指向を採用している主な言語
クラスとオブジェクトの関係
クラスは「設計図」、オブジェクトは「実体」。
クラスを元にして、何個でもオブジェクトを作ることができます。
たとえば、Dogクラスからポチやコロなどの犬のオブジェクトを複数作れます。
まとめ
オブジェクト指向とは、現実世界をモノの単位でとらえてプログラムを構築する考え方です。
「クラス」「オブジェクト」「カプセル化」「継承」「ポリモーフィズム」などを理解すると、より複雑なプログラムも整理して作れるようになります。
初心者の方も、まずは「クラス → オブジェクト → メソッドを呼び出す」から体験してみましょう!