Accessの基本構造:テーブルとは?
テーブルとは、Microsoft Accessにおいてデータを保存・管理する最も基本的な構造です。
Excelのワークシートのようなイメージで、行(レコード)と列(フィールド)から構成され、すべてのデータベースの土台となります。
テーブルの構成要素
- フィールド(列): 各データの項目(例:氏名、住所、電話番号)
- レコード(行): 実際の1件分のデータ(例:ある顧客の情報)
データ型の設定
テーブルの各フィールドには、入力される値の種類に応じてデータ型を設定します。
- 短いテキスト(旧:テキスト)
- 長いテキスト(旧:メモ)
- 数値
- 日付/時刻
- はい/いいえ(ブール値)
- オートナンバー(連番)
- 通貨
主キーの設定
テーブルには、各レコードを一意に識別するための「主キー」を設定することが推奨されます。
主キーは重複できず、NULL(空欄)も許されません。
複数テーブルの利用
Accessでは、情報を分割して複数のテーブルに保存し、リレーションシップ(関係)を使って結びつけることができます。
これにより、データの重複を避け、整理された構造を維持できます(正規化)。
テーブル作成方法
- [作成]タブ → [テーブル]を選択
- データシートビューで直接入力、またはデザインビューで構造を定義
- 主キーやデータ型、入力規則などを設定
- 保存して名前を付ける(例:顧客テーブル、商品テーブル)
まとめ
- テーブル: データを保存するAccessの基本構造
- 行=レコード、列=フィールドで構成
- データ型・主キー・入力規則などの設定が重要
- 他のテーブルと連携して効率的なデータベース設計が可能
Accessの「テーブル」は、すべてのデータベースの土台です。
正確に設計されたテーブルは、クエリ・フォーム・レポートの操作性や正確性を左右する重要な要素となります。