Accessの基本要素:フィールドとは?
フィールド(Field)とは、Accessのテーブルにおける列の項目(データの属性)を指します。
たとえば「顧客名」「電話番号」「生年月日」といった各項目がそれぞれ1つのフィールドとなり、レコード(行)ごとにその値が記録されます。
フィールドの役割
- データの種類を明確にする(例:氏名、金額、日付など)
- データの入力規則や表示形式を制御する
- 検索・並べ替え・集計などの基準になる
フィールドの定義内容
各フィールドには以下のような属性を設定できます。
- 名前: フィールドの識別名(例:顧客ID、メールアドレス)
- データ型: 入力できるデータの種類(例:短いテキスト、数値、日付/時刻)
- フィールドサイズ: 入力可能な文字数や数値範囲の設定
- 既定値: 新規レコード入力時に自動で表示される初期値
- 入力規則: 入力内容の制限条件(例:>=0 や Is Not Null)
- 表示形式: 通貨・日付・パーセントなどの見た目を整える
- 必須: 入力が必須かどうか(空欄を許すか)
主なデータ型の例
- 短いテキスト(最大255文字)
- 長いテキスト(メモ型)
- 数値
- 日付/時刻
- はい/いいえ(ブール型)
- オートナンバー
- 通貨
- 添付ファイル、ハイパーリンク
フィールド名の注意点
- 重複する名前は使用できない
- スペースは使用可能だが、可能なら避けるのがベター
- 予約語(例:Date、Nameなど)を避けると不具合を防ぎやすい
まとめ
- フィールド: テーブル内の1つ1つの項目(列)を指す
- 名前・データ型・入力規則などを細かく設定できる
- データの正確性や操作性に大きく影響する重要な要素
Accessにおいてフィールド設計はデータベース全体の使いやすさを左右する要です。
適切な名前付け・データ型選択・ルール設定を行うことで、効率的で信頼性の高いシステム構築が可能となります。