データベース操作の基本言語「SQL」とは?初心者向けにやさしく解説!
データベースを学ぶと必ず登場するのが「SQL(エスキューエル)」という言語です。
この記事では、SQLとは何か、基本構文や使い道などを初心者向けにわかりやすく解説します。
SQLとは?
SQL(Structured Query Language)とは、データベースを操作するための専用言語です。
読み方は「エスキューエル」または「シークェル」とも言われます。
データの「検索・追加・更新・削除」など、あらゆる操作をSQLで行います。
SQLでできること
- データの検索(SELECT)
- データの追加(INSERT)
- データの更新(UPDATE)
- データの削除(DELETE)
- テーブルの作成や変更(CREATE・ALTER)
- ユーザーや権限の管理
基本的なSQL構文
1. データの検索:
SELECT * FROM 顧客;
→「顧客」テーブルのすべてのデータを表示
2. データの追加:
INSERT INTO 顧客 (名前, メール) VALUES ('佐藤', 'sato@example.com');
3. データの更新:
UPDATE 顧客 SET メール = 'new@example.com' WHERE 名前 = '佐藤';
4. データの削除:
DELETE FROM 顧客 WHERE 名前 = '佐藤';
SQLの種類
- DML(データ操作言語):SELECT、INSERT、UPDATE、DELETEなど
- DDL(データ定義言語):CREATE、DROP、ALTERなど
- DCL(データ制御言語):GRANT、REVOKEなど
SQLを使える代表的なデータベース
- MySQL
- PostgreSQL
- Oracle Database
- Microsoft SQL Server
- SQLite
SQLのポイント
ポイント |
説明 |
英語に近い構文 |
読みやすく、自然な英語文に近い命令文です。 |
大文字・小文字は区別されない |
基本的にどちらでもOK(ただしデータベースによる) |
WHERE句の活用 |
条件を指定することで、特定のデータだけを操作できます。 |
まとめ
SQLは、あらゆるデータベースに共通する「共通語」のような存在です。
システムエンジニア・プログラマー・データ分析者など、さまざまな職種で使われています。
初心者の方も、基本的なSELECT文やINSERT文から少しずつ覚えていくことで、実践に役立つ力を身につけることができます。